2006年07月02日

イングランドが敗退。ポルトガルは40年ぶりのベスト4進出。

2006ドイツワールドカップ。
決勝トーナメント準々決勝の3試合目。
イングランドとポルトガルの対決は
EURO2004同様に突入したPK戦を
再びポルトガルがものしてベスト4進出となりました。

【前半】

・イングランドはギャリー・ネビルが復帰。
しかしと同じくルーニーの1トップですが
中盤の底には今度はハーグリーブスを起用です。

・一方ポルトガルはデコとコスティーニャが出場停止で
代わりにはティアゴとペチトが出場。
そして心配されたクリスチアーノ・ロナウドも
無事戻ってきました。

・序盤はフィーゴ対ジョー・コール、ランパード対ティアゴを
はじめ随所で魅力的なマッチアップが展開します。

・ルーニーがミドルシュートを放った直後、
“赤い悪魔”マンUのチームメイトのクリスチアーノ・ロナウドも
左サイドからミドルシュートを放ちます。

・左サイドをドリブルで駆け上がるC・ロナウドを、追いかける
ジェラードが横から豪快なスライディングで防ぎます。
そして味方に対し怒号を発したジェラードは気合が入ってます。

・フィーゴのFKからゴール前のティアゴの前に
こぼれ球が現れますが、これは押し込む事ができませんでした。

・中盤のティアゴに空中戦を挑んだテリーは頭を思い切りぶつけ
しばらく起き上がれず心配でした。
なんとか大丈夫だったものの、イエローカードをもらってしまい
これでテリーは次の試合が出場停止となってしまいます。

・ロスタイムにはランパードが右足の低いミドルシュート。
しかしこれはGKリカルドが防ぎました。


【後半】

・ベッカムが右足を痛め、ベンチには大丈夫だという
ジェスチャーを送りますが、ここでレノンと交代。
ベンチに下がったベッカムは悔しさに涙を滲ませます。

・ジェラードの右CKからのクロスを
ペナルティエリア左のランパードが右足ボレーで叩きつけますが
ワンバウンドしたボールをクロスバーの上を越えてしまいます。
難しいプレーですが、好調時のランパードなら
やっぱりネットを揺らしていたでしょう。

・右サイドからペナルティエリア内へとレノンがドリブル突破。
そのまま勢い良くルーニーの元まで辿り着いたレノンは
ボールを離しますが、戸惑ったルーニーのキックは
左へと流れ、このボールに滑り込んだジョー・コールの
シュートもクロスバーの上でした。

・18分。中盤でポルトガルの選手数名に囲まれながらも
力強いボールキープを見せるルーニー。
そこへ1人カルバーリョがさすが粘り強く喰らいつきますが
ついに倒され、さらにルーニーに股間を踏まれてしまい
カルバーリョが激痛に身をよじります。
そしてここへ駆けつけて主審に抗議したC・ロナウドを
軽く押したルーニーはこれでまさかの一発退場。
オランダ戦のこともあり、見せしめの形で厳しくしたのでしょうが
これはルーニーがあまりにも可哀相でした。

・ここでフェリペ監督はパウレタに代えてシモンを投入。
一方、エリクソン監督もFWルーニーがいなくなり
ジョー・コールを下げ、クラウチを入れます。
この試合でいくつかテクニックも魅せた
ジョー・コールでしたが、ハーグリーブスも凄い働きぶりで
代えるのはやはりここしか無かった気がします。
そしてこの10分後にフェリペ監督はティアゴも下げて
ウーゴ・ディアナを入れ積極的な采配を見せます。

・1人少なくなったイングランドに対し
ポルトガルが攻勢をものにします。
しかしイングランドは10人でひるまず守り抜き、
ポルトガルはマニシェがミドルシュートを狙いますが
今日は枠を捉えることができません。

・イングランドがFKを獲得。ランパードの右足の強烈なシュートは
GKリカルドが弾き、こぼれ球にレノンがつめますが
これは決める事ができませんでした。

・40分。シュート性のクロスでGKロビンソンを脅かした
フィーゴはやはりこの試合も良く働き
ここでポスティガと交代です。

・セットプレーの流れからペナルティエリア内左の
テリーが勢い良く右足のシュートを放ちますが
これはクロスバーの上へと越えてしまいました。


【延長前後半】

・イングランドはそのドリブル突破で
レノンがちょこちょこ可能性を見せます。

・右サイドからのクロスボールを
ポスティガがヘッドでゴール右へと決めますが
これはオフサイドでした。

・奮戦しているテリーが足をつってしまいますが
なんとかマッサージを受けて復帰します。

・残り5分でエリクソン監督はレノンを下げて
キャラガーを投入します。
時間帯は妥当ですがPK戦を見据えた采配と
チャンスをつくっていたレノンを下げたのは
堅実というよりはやはり弱気に見えました。

・そして10人となりながらも同等に戦い抜いた
イングランドに対し、マニシェの何度目かのミドルシュートも
バーの上へと越えて、ついにPK戦へ突入です。


【PK戦】

・ポルトガル1人目
GKロビンソンも反応してましたが
シモンがゴール左隅へと決めます。

・イングランド1人目
ランパードのゴール右へのシュートはGKリカルドがセーブ。

・ポルトガル2人目
ウーゴ・ディアノのシュートはゴールポスト左を直撃。

・イングランド2人目
GKリカルドが触ったものの
ハーグリーブスがゴール左へと決めます。

・ポルトガル3人目
ペティトのシュートはゴール左へ外れ勝負は振り出しに。

・イングランド3人目
ジェラードのゴール右へのシュートはGKリカルドが再びセーブ。

・ポルトガル4人目
ポスティガがゴール左へと決めました。

・イングランド4人目
キャラガーがボールを置いてから
すぐにゴール右へと決めましたが
主審が笛を鳴らす前で無効。
そしてやり直したゴール左へのシュートは
GKリカルドがまたも止めました。

・ポルトガル5人目
クリスチアーノ・ロナウドがゴール右上へと突き刺し
ポルトガルの勝利が決定。
活躍を期待されていたC・ロナウドが絶叫し
大舞台に相応しい見せ場をついに得ました。

そしてイングランドの40年ぶりの優勝への夢を砕き
自身は40年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた
ポルトガルは大喜びで、フィーゴのW杯もまだ続きます。
目標としていたベスト16からついに準決勝にまで昇りつめた
またEURO2004での準優勝が開催国の
アドバンテージだけでは無いことを改めて証明しましたが
スコラーリ監督の手腕はやはりさすがでした。
カルバーリョはやはり堅守を見せたし、
ミゲルも相変わらず存在感を示しものした準決勝で
再び出番が巡ってくるデコとコスティーニャも嬉しい事でしょう。

一方まさにEURO2004の再現を目にした
イングランドは座り込んだリオも顔を下げて肩を震わせ、
目を真っ赤にしたテリーをベッカムが慰めていました。
そのテリーとリオは最後まで奮戦し堅守を見せましたが
やはり厳しすぎるルーニーの退場は痛かったです。
マン・オブ・ザ・マッチにはハーグリーブスが輝き
攻守に渡るその縦横無尽の働きぶりはとても凄いものでしたが
それは逆にシステムに問題があることを証明していました。
史上最強のメンバーと言われたイングランドだけに
いつか爆発してくれると期待していましたが
結局不発に終わってしまったのは残念です。

そしてPKにまでゴールに嫌われ、ついにW杯
ノーゴールで終わってしまったランパードにとっては
とても悔しい結末となってしまいました。
ただ中盤ではやはり人並み以上に働いていたし
期待に応えられなかったのは残念ですが
ただこの鉄人なら次回のW杯も充分狙えますし
ジェラードにしても同様です。
そしてベッカムも次のW杯出場も狙っていると言ってますし
おそらく主将はテリーが受け継いでいるでしょうが
ルーニーも年齢的にとてもいい時期ですし
まだまだこのチームの未来は明るいでしょう。

そしてこれで去ることになった今大会でも
ベッカムの伝家の宝刀は研ぎ澄まされていたし、
スウェーデン戦のジョー・コールの活躍は本当に嬉しく
個人で決めたゴールシーンではやはりベストなものでした。

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この記事へのコメント
こんばんは。
イングランド敗退してしまいました(T_T)。
ルーニーの退場は痛かったです。
あれ、あとからスカパーで見たら・・・ルーニー、カルバーリョを故意に踏んづけているんです;;;
やってしまった・・・と思いました。
J.コールも下げざるを得なくなってしまうし、ベッカムはコンディションが悪く、攻撃はきびしいことになってしまいましたよね・・・。

このメンバーを擁していたのに、残念です。
ランパードが決められなかったのも、特に残念。
ユーロに期待したいですね。

イングランドが終わってしまったら、来シーズンのチェルシーのことも気になってきました・・・笑。
Posted by YOSHI-CO at 2006年07月02日 21:54
YOSHI-COさん、
いつもありがとうございます。
敗退してしまいましたね・・・。
ルーニーの退場は本当に痛かったです。
カルバーリョを踏んづけたのは
故意じゃないと信じてたんですが
カっとなっても可笑しく無い場面でしたしね・・・。
守備では数的不利を感じさせませんでしたが
やっぱり攻撃の駒は少なすぎました・・・。

ランパードもとても残念ですが
心身ともに鉄人ですし、ユーロでは
今大会の分も活躍を期待したいですね。

W杯はまだ終わってませんが、
来季のチェルシーもホントに気になります(笑)
あれだけのメンバーを揃えたイングランドが
こういう内容・結果に終わっただけに
バラックやシェフチェンコが加入した
チェルシーで、モウリーニョ監督が
どういった手腕を見せるのかは注目ですね!
Posted by はだし狼 at 2006年07月03日 00:29
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