2006年10月18日

モウリーニョ監督「本当の悪夢」

○回復良好1。

ツェフの見舞いに行ったテリーが
その時のことを語ってくれています。

「仲間たちにとって彼に会いに行くのは辛い時間でした」

「私たちはそこへ行きましたが彼は良くなっていました。
彼は酸素マスクを外し、仲間たちと話もしました」

「手術の後で、彼は明らかにとても疲れてしましたが
大丈夫そうに見えたし仲間たちと試合についての会話もありました。
彼は何が起こったか知っておきたかった様です」

「経過は順調ですし、今朝も同様により良くなっています」

すぐに試合についての話になるというのは彼ららしいです。
そういえば昏睡状態に陥ったツェフは
クディチーニに起こった状況も知らなかったでしょうし
この時に教えて貰ったんでしょうね。


○回復良好2。

そして同じく見舞いに行ったモウリーニョ監督も
ツェフの状態について語っています。

「私は昨日彼に会ってもあまり嬉しくありませんでした。
何故なら私はかなりショックを受けていましたからです。
しかし今日、より良い報告を受けて私は嬉しく思っています。
状況は昨日から今日にかけて発展しました」

「昨日は話せなかった彼が、今日はきちんと話すことができます。
彼は自分が誰かをわかっていますし、自分の行動もわかっています。
彼はテレビを望んでいるので明日にはフットボールも観れます」

「展開はずっと良くなっていますし
私とみんなを昨日よりもずっと喜ばせてくれます」

そして土曜日の試合には間に合うのを望んでいる
クディチーニですが、こういう事故があったばかりですし
モウリーニョ監督はリスクを冒さないとコメントしています。

「カルロはすでに私たちと一緒にいて、
ドレッシングルームでは少しの運動もしていますが
まだプレーすることは出来ません。
人の命などに関わる事はフットボールよりも優先されます」

「試合の結果よりもより重要なのはカルロですし
彼は週末もプレーしていないでしょう」


○悪夢の30分。

そのモウリーニョ監督ですが一方で
ツェフがピッチを下った後、急激に状態が悪化し
クラブドクターが急いで救急車を呼んだ時の状況について
そして今回の事の大きさについて訴えかけています。

「私のゴールキーパーがドレッシングルームから
救急車まで辿り着くのに30分かかりました」

「救急車はドレッシングルームの方まで来ることが出来ませんでした。
ツェフは自分でドレッシングルームを出れない状態だったので
怪我をしたままでしたが、彼を車椅子に乗せて、
エレベーターを使って出なくてはいけませんでした」

「彼がスタジアムを出発できたのは
クラブドクターが救急車を呼んだ30分後でした」

「もし私のゴールキーパーがあのドレッシングルームで、
あるいはその途中で死んでいたら、イングランドフットボールは
今回起きたことがどういうことなのか考えなくてはいけなかったでしょう」

「(2005年のカーリングカップ決勝)リバプール戦で
私が“黙れ!”というジェスチャーをやったことは悪夢に見えます。
(※モウリーニョはこれにより退場処分)
マンチェスターCの選手が(ブーイングに対し)
尻を2秒間出して見せたのも大きな悪夢に見えます」

「しかしこれは本当の悪夢です!
何故こういう状況で私のゴールキーパーが
30分間も救急車を待たなくてはいけなくなったのか
誰か私に説明して欲しいです」

本当に怖い状況だったというのが伝わって来ましたし
お尻の下りも一見は冗談に思えるもものの
モウリーニョ監督は感情的にかなり真剣に話しています。


○衝撃。

そしてレディング戦のあのピンチにも
センターバックに入って奮闘したドログバが
今回の件に関してコメントしています。

「私はハントが故意にペトルを怪我させたとは言いません。
しかし彼は私たちに印象を与えたかったし
チェルシーを恐れていないことを示したがってました」

「彼は全く滑っていませんでした!
私もフォワードですし、どう説明しても私にはわかります。
あれは事故ではありません」

「彼は2、3秒間先にボールを掴んだ
ペトルにぶつかるとわかっていたし
彼は足を引っ込めませんでした」

「それから何か悪いことが起きました。
彼はペトルがピッチを去った後、笑っていたし傲慢でした!
私は被害妄想を持っていませんが、
人々はチェルシーに対し悪意を持っています」

「レディング戦で起きたことを見て、
多くの問いを自らに投げかけたと思います・・・
私はこれまであのような経験をしたことがありませんでした」

「申し訳ないが、私の感情はまだとても激しいままです。
ペトルは偉大な選手ですし、偉大な人物です。
そして私たちは彼を失うことも有り得ました・・・」

「試合の間にもし彼の命が危険に晒されているのを知っていたら
私はどんな反応を起こしていたかわかりません。
多分、馬鹿なことを仕出かしていたでしょう」

「私は(マイク・ライリー)主審を決して理解できませんでした。
カルロが叩きのめされ、動かなくなり、意識不明となりました。
しかしもしレディングがあの機会に同点に追いついていたなら
主審はゴールを認めていたでしょう!それは信じられないことです」

「幸いにもカルロは退院しましたが、ペトルは死に直面していました」

「もし彼がすぐにでも手術を受けなかったなら
私たちの元に戻ってくることはおそらくもう無かったでしょう。
それは極めて深刻なことです」

そしてバルセロナ戦は、ツェフとクディチー二のためにも
“全力を尽くす”とドログバは約束しました。
そして今回の件によるショックはまだ残っているとの事ですが
その逞しさを、この一戦で再び見せつけて欲しいです。

blogランキング。



この記事へのコメント
はじめまして。
2006W杯からバラックのファンになり、彼の移籍によりチェルシーを応援しているマリンといいます。
英語が駄目なので前からこちらを覗かせて貰っていまして、遠い英国の状況を確認でき感激です。いつも早くて正確な情報をありがとうございます!
今回のツェフの状況は、もうただただ衝撃を受けてしまって・・手元に情報がすぐにはないですから、こちらが本当に心の救いになりました。
サッカード素人で勉強中なので色々なことが疑問です。サッカーを良くご存知のブロガーさんの文を読んでニュアンス等からサッカーってこういうものなのかな・・と学んでいる状況でした。そのさなか今回のツェフの事件。
単なるに事故ではないとドログバが語っているなら・・どうしてそんなことになるの!??と理解できないし、本当に胸が痛みます。・・
ツェフとクディッチーニの全快を、心から祈るばかりです。

Posted by マリン at 2006年10月18日 08:43
救急車の話?は、酷すぎますね。
本当、ツェフが無事でよかったです。
しかしながら、回復までにはかなり時間がかかりそうですが。
焦らずにゆっくり治してほしいものです。

クディチーニもツェフのこともあるし。
早く試合に出たい!!っていう気持ちもあるでしょうが。
モウリーニョの言うように?完全に大丈夫な状態に戻ってからピッチに立ってほしいですね。
しかしモウリーニョは本当、いい監督だなぁ。(笑)

ドログバもかなり憤ってる様子ですが。
その怒りを是非、バルサ戦で爆発させていただきたいですね。
Posted by たむこ at 2006年10月18日 13:05
これを読んで、ことばを失いました。
かなり重篤な状態だったのですね。
今聞いても、なんだか膝がガクガクしてしまいそうです。
ライリー主審のジャッジも遅かったですし、
救急車のそんな一件もあったんですね。

「わたしのGK」「わたしたちのGK」という表現が、
なんだか好きです。
バルサ戦、きっと彼らはやってくれますね!!
Posted by YOSHI-CO at 2006年10月18日 21:44
>マリンさん、
はじめまして。コメントありがとうございます。
こちらこそ拝見して頂いてとても嬉しいです!
マリンさんはバラックのファンの方なんですね。
ドイツ大会では主役の1人でしたし
チェルシーでもぜひ同じような活躍を期待したいですね!!

今回の事件は本当に衝撃的でしたね。
後から情報を知れば知るほど、事の重大さが伝わってきて・・・
ツェフの件にしても、ただハントのせいだけにして済む問題にも思えず
僕も答えが見つからない状況です。
少なくても2度と同じようなことが起きない様にして欲しいですし
今はホントに2人の全快を第一に願いたいですね。


>たむこさん、
いつもありがとうございます。
救急車の件を聞いて
僕もツェフが無事だった事に改めて安堵しました。
本当に時間はかかってもいいので
完全に治すことを何よりも優先して欲しいですね。

クディチーニも退院したとはいえ今は大事をとって
100%の状態になってから、活躍してくれれば十分ですよね。
選手の言葉に甘えず、何が一番大事かは見失わない
モウリーニョ監督はやっぱり素晴らしい監督でした!

ドログバのこういう発言も嬉しいですし
バルサ戦ではぜひ2人の分も頑張って欲しいですね!!


>YOSHI-COさん、
いつもありがとうございます。
本当に怖い話でしたよね・・・。
放送を見ている間にこんな事が起きてたなんて思いもしませんでした。
ライリー主審も集中力を欠いてるシーンが目立ちましたし
クディチーニの時はホントに遅かったです。

モウリーニョ監督って名前で呼ばず、
あえてああいう表現を使うんですよね。
僕もとても気に入ってるところです。
いよいよバルサ戦ですし、ツェフにはぜひ吉報を届けて欲しいですね!
Posted by はだし狼 at 2006年10月19日 03:09
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL

ページの一番上に戻る↑
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。