2005年09月29日

チェルシー対リバプールの第1戦(チャンピオンズリーグ)。

欧州チャンピオンズリーグ・グループG。
昨季の準決勝と同じアンフィールドを舞台に行われた
プレミア王者チェルシー VS 欧州覇者リバプールの
注目の一戦は終始緊迫感溢れる、互いに堅い守備を
見せて0−0の引き分けでした。

最初にシュートを放ったのはチェルシーで
前半7分にランパードが得意のFKでゴール左隅を狙いますが
これはGKレナンが見事に弾きます。
しかしリバプールもそのすぐ後、左のトラオレがゴールライン
ギリギリでクロスを上げきり、身長2mのクラウチが狙うけど
GKツェフが躊躇せずに飛び出して打たせませんでした。

前半17分のジェラード得意のミドルシュートは
バーの上へとふかし、その1分後に今度はランパードの
ミドルシュートはこれもゴール右へと外れます。
そして再びリバプールの1分後。
ハイボールをクラウチが落としてゴール前に入り込んだ
DFヒューピアのシュートチャンスはなんと
FWのドログバが防御してくれました。
この試合のドログバは何度か自陣ゴール前でボールをクリアし
いつもよりさらに守備に貢献していました。
それにしてもクラウチのあの高さは、空中戦に強いテリーや
カルバーリョでもやはり適わず怖さを感じさせましたが
それでも並々ならぬこの2人はクラウチに
自由に跳ぶタイミングを与えずに対処していたのはさすがです。

前半31分にはロッベンが右サイドからヒューピアを
鋭く左にかわしてそのまま左足のミドルシュート。
ゴール枠内上へと飛んだシュートはGKレイナが
弾きコーナーキックへと逃れます。
ロッベンは緊張していたのか固さがあって
このプレーが唯一らしいプレーでした。

前半終了間際はゴール前のクラウチを狙いシセが左サイドから
上げたクロスは、テリーが全身を投げ打ちながら頭でクリア。
フォワードのシュートシーンに勝るとも劣らないプレーで
ディフェンスでこれだけ見せ場をつくれるのはさすがです。

そして0−0で前半終了。
序盤は互角の攻防を見せましたが、少しずつホームの
リバプールがペースを握り、攻撃ではクラウチへと
ロングボールを送りながら、中盤でも良く組み立てていました。
そして守備では素早いプレスをかけ、チェルシーに
引けをとらない堅固なディフェンスを見せたリバプールの姿は
まさに昨季のチャンピオンズリーグ準決勝を思わせました。
チェルシーは序盤は固さが見られたものの前半30分頃から
一時ペースをものにしました。
そしてテリーを筆頭に仕事に追われたDF陣の中、
リカルド・カルバーリョが連続してスライディングタックルを
見せたりと奮戦。最近ファールが多くこの試合もそうだったけど
今季最もカルバーリョらしいプレーが見られました。

そして後半に入って6分にリバプールはルイス・ガルシアが
ゴール前に抜け出すけど、フェレイラが動きを遅らせた所を
ツェフが飛び出して防ぎました。
しかしチェルシーもその2分後にフェレイラの
右サイドのクロスからドログバがヘディングシュート。
でもこれはクロスバーの上でした。

後半11分にはリバプールが左のコーナーキックからの
キャラガーのヘッドをギャラスが右腕(二の腕)に当たります。
しかし意図的ではなかったからなのかハンドはとられず、
今日の主審のジャッジは独特の判定が多かったけど
この場面は助かりました。

後半に入り両チームとも良い形で攻撃を終え得点も
生まれるかと思いましたが、チェルシーの攻撃は数えるほどに
なり、リバプールが押し込む時間が多くなります。
特に左右のコーナーキックからの攻撃が続いたりと
緊張感がありましたが、それでもやはりチェルシーも
決定的なチャンスは与えません。

そしてモウリーニョ監督は後半20分にロッベンを下げて
ライト・フィリップス、30分にダフに代えてクレスポを投入。
ベニテス監督も32分にシセを下げシナマ・ポンゴルを
入れてますが試合の流れを大きく変えることにはならず、
さすがにお互い手の内を知り尽くしているのが
ここら辺でもわかります。

ロスタイムにはドログバが退いてフートが出場しますが
そのまま試合終了。両チームの後半での唯一の枠内シュートは
シャビ・アロンソ放ったミドルシュートのみで
これはツェフがなんなく止めています。

それにしてもチャンピオンズリーグのリバプール、
アンフィールドのレッズはやはり強さを見せてそのDF陣は
ミスもあるけど、ベニテス監督の個々の選手に応じた指示で
チェルシーに負けない手堅さを見せました。
さらにジェラードはやはり別格な存在でしたがその裏で
ハマンがチーム全体を支えとても良い働きをしていました。
そして鋭い飛び出しでコートを切り裂いていた
ルイス・ガルシアは後半により見せ場をつくりました。
守備に重点を置いていたシャビ・アロンソもその仕事をこなし
ロッベンとライト・フィップスのドリブルを一騎打ちで
止めたプレーはやはりセンスを感じさせます。
前半にその高さが脅威だったクラウチは
テリーとカルバーリョが消耗させて抑えてましたが
予想以上にキープ力を持ち合わせてる事も示していました。
シセはこの試合シュートが無く、守備意識の方が高かったみたいです。

チェルシーは今季最も押し込まれていましたが、
その分DF陣の活躍が際立ちました。
前半のリカルド・カルバーリョに続き
後半には同じボルトガル代表のパウロ・フェレイラが
ルイス・ガルシアを相手に右サイドで奮戦。
ちなみにこのイベリア半島出身同士の対決はそれぞれの監督を
代弁している様にも思え、見応えのあるものでした。
そしてテリーもやはり文字通り体を張ったプレーを終始繰り返し
同じイングランド代表のクラウチに戦歴の差を見せて
左サイドのギャラスも同じフランス代表のシセ相手に
上手く対応し抑えています。
リバプール初対戦となったエシアンはジェラードの
突撃にも踏ん張り切り強さを見せただけで無く、
エシアンがボールを持つことで空気が変わるのか何度かあり
次戦ではその可能性をもっと生かしたのを見てみたいです。

試合終了後にランパードとジェラードが
ユニフォームを交換していましたが
この試合をあの悔しい夜のリベンジ戦にすると期待していた
テリーにとっては満足では無い様子でした。
逆に「昨季は勝ち越しているのだからリベンジも何も無い」と
言うモウリーニョ監督にとっては
アンフィールドでの勝ち点1は妥当な結果でしょう。
プレミアリーグ連覇を第1の目標としている
モウリーニョにとっては、どちらかといえば週末の再びの
リバプール戦に重きを置いているはずで、リバプールとの相性が
良いジョー・コールも次こそ出番があることを期待。
あと昨季の準決勝でロスタイムに最後のシュートを
決められなかったグジョンセンにもやはり出番を与えて欲しいです。

この試合はシュート数こそ多くはなかったものの
息を飲む攻防の繰り返しであっという間の90分でした。
0−0で終わったことで週末の再びの対決がどうなるのかが
さらに楽しみです。

チェルシー:
ドログバ(フート 91分)
ロッベン(ライト・フィリップス 65分)、ダフ(クレスポ 75分)
ランパード、マケレレ、エシアン
ギャラス、テリー、カルバーリョ、フェレイラ
ツェフ

リバプール:
クラウチ
ルイス・ガルシア、シセ(ポンゴル 77分)
シャビ・アロンソ、ジェラード、ハマン
トラオレ、ヒューピア、キャラガー、フィナン
レイナ

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この記事へのコメント
いい試合でしたね
チェルシーは両ウイングをうまく封じこまれてしまいましたね
週末の試合も楽しみですね
Posted by fcgonta at 2005年09月29日 22:59
fcgontaさん、コメントありがとうございます。
本当にいい試合であっという間でしたね。
リバプールの守備は堅くやられましたが
ウイング陣には週末に再び期待したいです(笑)。
Posted by はだし狼 at 2005年09月29日 23:36
こんばんわ。
いや〜、良いゲームでした。

レッズファンの私としては、
勝ってほしかったという気持ちもありましたが、
それ以上に、緊張感のある面白いゲームでした。

そてにしても、チェルシーは強いですね(笑)。
また、良いゲーム、見たいです。
Posted by らす☆から at 2005年09月30日 01:06
こんばんは。
カルバーリョ&フェレイラは良くやってました。
カルバーリョの闘志あふれるプレーは観ているほうにビンビン伝わってきました。
フェレイラの安定した守備は、安心感がもてました。
この二人はいいですね!
Posted by bazzin180 at 2005年09月30日 21:40
>らす☆からさん
コメントありがとうございます。
見てるだけでも疲れるぐらいの緊張感でしたね(笑)
でも本当に良い試合でした。。
リバプールもここぞという時はやっぱり強いですね。
週末の第2ラウンドも楽しみにしてます。

>bazzin180さん
コメントありがとうございます。
ポルトガルコンビ良かったですよね!
最近一騒動起こしたカルバーリョですが
やっぱりチェルシーに必要な選手でしたね。
フェレイラも次の試合も頑張って欲しいです。
Posted by はだし狼 at 2005年10月01日 02:43
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